Z-Side系解説(SDGW)

概要
Z-Side系の解説。こっちがG-Sideなので、多分Zeon-Sideのこと。
ザク(鹵獲機)系と違い、こちらのものは全て敵軍専用で自軍では使えない。
最小射程など、どうしても分からないものがあるのは御容赦を。
実は全て水陸両用機で、使えたら面白そうな機体も多かったりする・・・。



名称 ゴッグ(Gogg)
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ランク 2
AP 25
必要ポイント 52
回復力 11
移動力 5
探索能力 3
隠蔽能力 10
移動タイプ 陸・水
陸海空宇防御 08 09 -- --
格闘兵器 クロー(射程1・弾数∞)
陸海空宇火力 10 11 10 --
上記備考 格闘攻撃
射撃兵器 メガ粒子砲(射程7・弾数6)
陸海空宇火力 10 08 10 --
上記備考 ビーム兵器
特殊兵器 魚雷(射程5・弾数3)
陸海空宇火力 -- 21 -- --
上記備考 命中率50%
その他備考 占領可能
敵軍専用
初出 機動戦士ガンダム 
マニアック度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
主な搭乗者 コーカ・ラサ
カラハ(ORIGIN)
本編での活躍 
ジオン公国のツィマッド社が開発した、実戦投入レベルに達した初の水陸両用MS。
先に開発されていた水中型ザク(本作未登場)のデータを参考により頑強で高火力な機体を目指し、
腹部メガ粒子砲・アイアンネイルなどの強力な武装と、多少の攻撃にはびくともしない重装甲がセールスポイント。
本編初登場時にはガンダムのハンマー攻撃を受け止め、何ともなかったという伝説を作った。
海上ではともかく、陸上では著しく移動速度が落ちる(海中なら海水を冷却水に転用出来る)という欠点があり、
初陣以降はガンタンクやガンキャノンの遠距離攻撃で多数撃破される。
劇中の描写ではないが、対空攻撃力の不足から対潜哨戒機のいいカモだったらしく、
対策されると脆かったのかもしれない。後に本機の機体コンセプトを完全否定した後継機(本作未登場)も登場。
本作での活躍
そんなゴッグだが、本作では自慢の重装甲がアッガイにも劣るという紙っぷり。陸上だと更に落ちる。
装甲どころかAP以外は全てアッガイの方が強い。見た目に反してあっけない程容易く撃破出来るだろう。
メガ粒子砲も対水中だと威力が著しく減衰し、水中にいれば強いということも全く無い。射程だけは長い。
つまり、本作の世界ではジオン製の水陸両用MSと比較すれば、射撃が実弾のアクアジムの方が余程強い。
連邦脅威のメカニズムですね。しかもこちらの開発テーブルにはまだまだ伸びしろがある訳で。


名称 アッガイ(Acguy)
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ランク 2
AP 22
必要ポイント 76
回復力 9
移動力 5
探索能力 3
隠蔽能力 11
移動タイプ 陸・水
陸海空宇防御 09 10 -- --
格闘兵器 クロー(射程1・弾数∞)
陸海空宇火力 11 12 10 --
上記備考 格闘攻撃
射撃兵器 メガ粒子砲(射程8・弾数6)
陸海空宇火力 11 08 10 --
上記備考 ビーム兵器
特殊兵器 ロケット弾ランチャー(射程6・弾数2)
陸海空宇火力 12 11 12 --
上記備考 小隊攻撃
命中率55%
その他備考 占領可能
敵軍専用
初出 機動戦士ガンダム
マニアック度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
主な搭乗者 アカハナ(弟)
ハマーン・カーン
ダリル・ローレンツ
本編での活躍 
ジオン公国のスウィネン社が開発した、とても見た目が可愛い水陸両用MS。
製造パーツの殆どをザクから流用出来るらしく、コストパフォーマンスに優れている。
ゴッグの弱点だった運動性も劇的に改善され、ぴょんぴょん飛んだり跳ねたりと軽快な挙動を実現。
メインコンテンツで言うところの装甲輸送車の様な運用も可能な、潜入工作にも適した機体。
中盤の山場、ジャブロー攻略作戦に数機が参加し、兵器工廠の爆破任務に成功しかけるが、
作戦行動中に、さすがに子供達を手にかける様なという良心が働いたのが仇となり失敗。
脱出中にガンダムと遭遇し戦闘となるが、やはり相手にならず全滅してしまう。
実は重量がMS全体でもトップクラスにあり、その分鋼材やその他パーツなどを使っているのなら
安価ではないだろうし、重装甲でスタイリッシュな挙動も難しいのではないかと思わなくもない。
まぁガンダム世界の資料で重量や推力なんて気にしない方がいいですよということが言いたい。
本作での活躍
本作ではゴッグよりはずっと強い。メガ粒子砲の射程は8もあり、視界外から撃ちまくって来る。
原作は索敵機的な運用もされているが、本作では索敵機ではなく視界はそこまで広くないので、
敵索敵機を排除して視界を奪えば、後は攻撃力が低いので何とかなる。結構厄介な相手ではある。
APはゴッグよりも低いので、アクアジム任せでもいいが、捕捉後に陸上から砲撃でも対処可能。


名称 ズゴック(Z'Gok)
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ランク 3
AP 25
必要ポイント 98
回復力 10
移動力 6
探索能力 3
隠蔽能力 11
移動タイプ 陸・水
陸海空宇防御 11 12 -- --
格闘兵器 クロー(射程1・弾数∞)
陸海空宇火力 13 12 10 --
上記備考 格闘攻撃
射撃兵器 メガ粒子砲(射程9・弾数5)
陸海空宇火力 13 11 12 --
上記備考 ビーム兵器
特殊兵器 240mmロケット弾(射程7・弾数11)
陸海空宇火力 21 20 19 --
上記備考 命中率75%
その他備考 占領可能
敵軍専用
初出 機動戦士ガンダム
マニアック度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
主な搭乗者 シャア・アズナブル(専用機)
カラハ
ガーランド
本編での活躍 
ジオン公国のMIP(えむいーぺー)社が開発した、水陸両用重MSの傑作機。カニの様なフォルムをしている。
同社はビーム兵器やMA開発力には定評があったが、初のMS開発というのはあり製作は難航。
他の水陸両用MSよりも投入が遅れてしまったが、彼らの実戦データも取り入れたことでより強力な機体となった。
颯爽と登場したシャア専用機が、連邦の新型機ジムにアイアンネイルを突き刺すシーンはあまりにも有名。
同社が得意とするビーム兵器である腕部メガ粒子砲の威力はとても高く、陸上の移動速度も並の陸戦機以上。
優秀な機体の筈だが、他の水陸両用MSよりも多数の、それも通常兵器からの攻撃で撃破されるシーンが多い。
ジオニック系でもツィマッド系でも無い為、独特の操縦系統にパイロットが苦戦したのではという説も存在する。
なお、放映後に連載の漫画版で、本機が宇宙空間で出撃するシーンがあり物笑いの種となっていた。
しかし、宇宙と海中は気密という共通の問題から操作性は似ていたのではという意見も生まれ、
現在では他の水陸両用MSも宇宙空間で活用する媒体は随分増えている。それこそカプールの様な。
本作での活躍
アッガイを少しだけ強くした程度のMSで、印象程強くない点は本編同様。
一応移動力がアッガイ比でアップしており、クローの対地攻撃が海以上に上がっている。
この程度ならまだまだアクアジムで十分対応出来る相手だろう。ガンタンクの砲撃なども有効。
凄い高威力&命中率、その上弾数までいっぱいあるロケット弾を特殊武器で持っているが、
敵は単体攻撃だとあまり使わないので宝の持ち腐れ。そのガンタンクの様な射程のメガ粒子砲にだけは注意。


名称 ゾック(Zock)
アイコン
ランク 3
AP 30
必要ポイント 128
回復力 14
移動力 7
探索能力 3
隠蔽能力 9
移動タイプ 陸・水
陸海空宇防御 11 13 -- --
格闘兵器 クロー(射程1・弾数∞)
陸海空宇火力 16 14 15 --
上記備考 格闘攻撃
射撃兵器 メガ粒子砲(射程10・弾数12)
陸海空宇火力 13 14 11 --
上記備考 ビーム兵器
特殊兵器 フォノンメーザー砲(射程8・弾数2)
陸海空宇火力 22 24 20 --
上記備考 命中率69%
その他備考 占領可能
敵軍専用
初出 機動戦士ガンダム
マニアック度 ★★★★★☆☆☆☆☆
主な搭乗者 ボラスキニフ
マ・クベ(漫画版)
本編での活躍 
ジオン公国のMIP社が開発した、巨体と前後対称の特異な形状が特徴の水陸両用重MS。
大型ジェネレーターを搭載していて、複数の砲門から大出力のビーム兵器が使用可能で、
移動砲台としての活躍が期待されていた。代償として機動力は非常に低い機体。
シャアのマッドアングラー隊のベルファストの戦いの後補充され、ジャブローへ向かうホワイトベース隊を追跡。
それにより基地内ゲートの場所を発見することに成功し、ジオン軍のジャブロー攻略作戦の発動に繋がる。
この戦いはジオン軍の投入可能な兵力が少な過ぎて結局は失敗に終わってしまったが、
マッドアングラー隊は善戦しており、アッガイ搭乗の工作員達共々破壊工作や基地施設の襲撃に成功しかける。
ホワイトベース隊の妨害さえ無ければ。本機もガンダムと戦闘に入り、ジオング顔負けのメガ粒子砲の弾幕を張るも、
これを全て回避したガンダムの攻撃を受け撃破されてしまう。相手が悪過ぎたとしか言い様が無かった。
ガンダムの妨害が無ければ基地施設内を破壊し尽くすことはおそらく可能で、
ジオン軍はたかが1機のMSの為に大逆転勝利のチャンスを失ってしまった。ガンダム1機で戦況って変わるものですよ。
本作での活躍
そんなポテンシャルを惜しまれ、本編以外では水中戦ならνガンダムやサザビーだって倒せたり、
足を増やしてリファインされてラスボスになったり、もっと巨大化して移動要塞化されたりと扱いが非常に良い。
本作でもまぁ良い方で、通常サイズで、ズゴックと比較して対水中戦の強化か著しく、射程と移動力もアップ。
格闘武器はあまり使って来ないが、反撃で食らった場合一撃で破壊される恐れがある程の威力。警戒しよう。
特殊武器のフォノンメーザー砲は、やはりズゴック同様滅多に使うものではないが、
当たればこちらのユニットに即死級のダメージを与えたろうに勿体無い話である。APも高く意外と手こずると思う。


名称 カプール(Capule)
アイコン
ランク 4
AP 32
必要ポイント 156
回復力 15
移動力 7
探索能力 3
隠蔽能力 12
移動タイプ 陸・水
陸海空宇防御 13 14 -- --
格闘兵器 クロー(射程1・弾数∞)
陸海空宇火力 13 15 14 --
上記備考 格闘攻撃
射撃兵器 レーザービーム(射程12・弾数8)
陸海空宇火力 14 14 12 --
上記備考 ビーム兵器
特殊兵器 ミサイル(射程9・弾数4)
陸海空宇火力 24 26 25 --
上記備考 命中率77%
その他備考 占領可能
敵軍専用
初出 機動戦士ガンダムΖΖ
マニアック度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
主な搭乗者 フェアトン・ラーフ・アルギス(専用機)
ソシエ・ハイム(カプル)
コレン・ナンダー(専用カプル)
本編での活躍 
ネオジオン軍が開発した、ハイゴッグをベースにゴッグの様な高い耐久性の両立を目指して開発された機体。
ハイゴッグは優れた運動性と引き換えに防御力が犠牲となっており、課題も残る機体だった。
本機はその課題の克服に成功し、水中内ではボール形態に変形し、高速潜行まで行えるなど機動面も強化。
とても優秀なMSだったのだが、実際に地球に持って行ってジオン残党兵達に提供しても、
宇宙暮らしの開発者達の作った機体とろくな評価を受けず、彼らが現地で徴用した若者に搭乗を押し付けられてしまう。
逆に彼らは一年戦争時代の水中型ザクの改良型に過ぎない、ザクマリナー(連邦製)の方こそをありがたがる始末だった。
そちらに乗った兵達は仲間割れで数を減らした後にガンダムチームに瞬殺され、
本機を押し付けられた現地の若者はジュドーの説得で戦いを諦め、命を失うことなく生還している。
と、ΖΖ本編だけではこの程度の扱いだが、それ以外の作品では活躍を盛りに盛られている。
フェアトン機は宇宙でも運用されている非武装の機体で、彼が得意とする話術と作戦立案・指揮力を武器としている。
コロニーの無血占領や、人員不足のネオジオン軍は喉から手が出る程欲しいティターンズ残党軍の編入、
更にアクシズ攻防戦で決定的な打撃をエゥーゴに与えるなど多くの戦果を挙げるが、その戦いの後行方不明となる。
その後も永い永い時を経て、アメリア大陸のマウンテンサイクルから大量の本機が発掘される。
コックピットから“Capule”という名称は確認出来た為、ほぼ正式名称であるカプルという名でミリシャの戦力に組み込まれる。
異常に頑丈で、女子供でも簡単に操縦出来る簡便な操作性と高い運動性(故にミリシャは陸戦MSと思い込んでいた)。
様々な追加武装を易々と使いこなせる拡張性(月側の兵装も組み込めた)は、敵にしてみれば脅威だった。
コレン機は最終決戦に際し重武装化したもので、性能で勝るギンガナム隊のバンデットをドリルで粉砕し、
その後はターンXの月光蝶システムを解除し、自身は爆散するも勝利に多大な貢献をした。
ΖΖ本編での扱いの軽さに反して、それ以外における活躍が著しい機体と言えよう。見た目がかわゆいのも〇。
本作での活躍
本編では殆ど戦わずに終わったので発揮されなかったものの、非常に堅牢な装甲をしているという設定があり、
来年発売の初代Gジェネではデフォルトでガンダリウムα(ガンダムの装甲材の別名)が装備されている程であった。
ネオジオン軍のMSはほぼ全てこの鋼材で製造されている高級機だが、そんな厚遇を受けていたのは本機のみ。
しかし本作では特に固くはなく、あくまでゾックよりもちょっぴり高い程度の機体に留まっている。
本当のセールスポイントは射撃武器の射程で、何と12もある。敵水陸両用機は共通して射程が長いが、
それにしたってこれは凄い。他の敵部隊で視界を確保された後にこちらの視界外から撃たれない様気を付けよう。
ダメージを与えるにはガンタンク系や陸戦艇からの攻撃がいいのだが、攻撃に参加出来ない状況もままある為、
サーペントや索敵機で捕捉後にシージェガンやミサイル持ちのユニットの攻撃で破壊するとよい。
勿論一番いいのは上陸後に相手をすることで、その辺は臨機応変に対応しよう。相変わらず特殊武器はクソ強いが使わない。


名称 ベルガ・シー(Beruga Sea)
アイコン
ランク 10
AP 31
必要ポイント 300
回復力 13
移動力 7
探索能力 3
隠蔽能力 16
移動タイプ 陸・水
陸海空宇防御 12 15 -- --
格闘兵器 クロー(射程1・弾数∞)
陸海空宇火力 15 16 14 --
上記備考 格闘攻撃
射撃兵器 ヘビーマシンガン(射程10・弾数6)
陸海空宇火力 15 17 14 --
上記備考 -
特殊兵器 爆撃ショットランサー(射程10・弾数4)
陸海空宇火力 21 21 19 --
上記備考 命中率61%
その他備考 占領可能
敵軍専用
初出 本作
マニアック度 ★★★★★★★★★☆
主な搭乗者 -
本編での活躍 
-
本作での活躍
本作オリジナルの、ベルガシリーズ唯一の水陸両用機。多分知っている人は殆どいない。
敵軍専用MSは本機で最後となり、後は宇宙でザンスカールじごくが待っているのみである。
MSなのにシュノーケル装備という人間味のある風貌をしているが、左手は殺意マシマシのクロー兵装。
右手のショットランサーはヘビーマシンガンの砲身として使われ、実体弾による射撃は水中戦においては合理的。
コスモ・バビロニア建国戦争は、劇場版では一部のみしか扱っておらず、
そこからクロスボーンガンダムの話の間は誰も何も取り上げていない空白期間。
バグなどに頼らない、純粋な武力による戦争をクロスボーンバンガードが地球側に仕掛けた場合、
こういった指揮官機を用意している可能性はあったのかもしれないが想像の域を出ない。
特殊武器の爆撃ショットランサーは、中々面白そうな名前だが敵専用故にその雄姿を拝むことが出来ない。
射程はともかく威力は随分控えめで、どうせこっちに使わないのならこの1.5倍は強くしても良かったろうに。
そして、これはこちらに有利な情報だが、実はランクが非常に高いという特徴があって何と10もある。
他の敵ユニットの倍近く高い為、攻撃や撃破によって得られるEXも半端ない。
今最も育成したいユニットで撃破し、これからもっと激しさを増す戦いに備えよう。貴族主義様々ですな。

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